発端
襲われる発掘施設
- 異変の始まりそれが起きたのは、私、つまりジェミパラ・トラッセンダが、ちょうど Details要素の調査報告を終え、じゃあ、次は Dialog APIに取り掛かるか、お茶にしようか決めかねている時だった。
甘ったるい松脂のようなにおいが漂ってきて、それまで微かに震えていた発掘作業の進捗を示す針がいつのまにか止まっていた。
ふっと顔を上げると辺り一面が琥珀色に浸食され始め、いままさに私の身体も琥珀色に覆われようとしていた。
これはまずい!
すぐさま緊急警報のボタンへ指を這わせた!





