変遷
レスポンシブデザインの変遷
- スマホ登場時はデヴァイス判別が主流
スマホ登場時は「画面幅(Viewport)」に応じたレスポンシブデザイン、つまりブレイクポイントでPC用とスマホ用で画像を切り分け、PCは大きく、スマホは小さくという設計でデザインしていた。
そしてその切り分けの基準はブラウザの画面幅をいくつにするかが重要だった。
iPadを含むか含まないか、含まない場合はブレイクポイントはいくつがよいかなど。
そして現在「デバイスの解像度(ピクセル密度)」が2~3倍となり、それを考慮すると、単純な画面サイズ(物理的な横幅)だけでは最適なレスポンシブ設計は難しくなってきた。 - ピクセル解像度に応じたデザイン
ピクセル解像度が二倍三倍となってきた現在、画像を使用する箇所によってはスマホの方がより大きいサイズの画像を必要とするケースが発生し始めた。


- 参考図は理想的なレスポンシブでのコンテンツ画像の目標サイズ
あくまで理想とするレスポンシブ時の画像サイズであって、なにも、必ず3倍の画像が必要というわけではない。
ただし、最低でも2倍の画像はスマホ向けに用意した方がいいんじゃないかな。 - ヒーロー画面のレスポンシブでの考え方
PCでは横長のキービジュアル、スマホではそのままのアスペクト比では帯になる。
スマホの特徴を生かすには、スマホのアスペクト比に応じたビジュアル構成が必要。
下の参考図をみてもスマホはスマホでビジュアルデザインを構築するべきだと理解できると思う。
※A案はまだましな方。PCと同じアスペクト比でスマホも流用しているサイトもまだまだ多い。

- これからのレスポンシブデザインは線から面へ・・そして空間設計
単純にブラウザの横幅をブレークポイントで判別して、デバイス別に二種類の画像を表示させるという単純な設計ではスマホの魅力を引き出すデザインとは言えない。
今、スマホはアスペクト比率が縦長にどんどん広がっている。発売当初は3:10程度だったアスペクト比が、今は1:2を超えるまで縦長のアスペクト比になってきた。PCはPCで曲面タイプの超横長のモニターが増え始めている。
ほかにも、物理的にも折り畳み式のスマホも登場してきた。単純にPCのキービジュアルのアスペクト比をそのままで使うのではスマホの縦長のアスペクト比の魅力を活かすことは難しい。それは先ほどの参考図でも理解できるだろう。
また、ヒーロー画像とコンテンツ画像もそうだ。これも役割によっても求めるアスペクト比が違ってくる。
これはもう、サイトのページ構成、ちょっとカッコよく言えば、空間設計のためのレスポンシブデザインが必要ということ。
つまりレスポンシブデザインはこれまでの横幅(つまり線)の単純な切り分けから、デバイスのアスペクト比(つまり面)を考慮したデバイスの魅力を引き出すデザイン(空間設計)が必要になってきたということだ。