20年ほど前、日本では国産3Dソフトで作ったCG微少女があふれていました。
Information End
3Dプリントが
復活のカンフル剤
当時、私は美少女を作っていたわけではないですが、仕事で3DCGをやっていました。主に医療系の模式図や広告用のビジュアルです。
3Dをやらなくなった理由の一番は手で触れないってことです。いくら作り込んでもなんか空しい。それがやらなくなった一番の理由ですね。
そんななか10年くらい前でしょうか3Dプリントというものが登場しました。しかし価格も高くそう簡単には手が出せません。ところが最近になって3Dプリントがかなり現実味を帯びてきました。俺でも手が届くんじゃないか?metaバースなども賑わいを見せていてようやく重い腰を動かすことができました。
15年ぶりのCGは人体から…
が、悪戦苦闘の連続
前に使っていたソフトはlightwave3D。もう開発がストップしているソフトです。当時はバージョンは6~8。現在の最終バージョンは2020となっています。
もう最初から大変でした。レンダリングすらできないというありさまで。
いや、それどころか、クラッシュの連続。昔のファイルを開くことすらできません。
なんとか原因を追究してやっとファイルを開くことに成功。
少しづつ思い出しながら練習と研究を続けました。
操作を思い出す一番の早道は、以前制作した人体を見直すこと。
練習がてら細部を手直ししました。
以前の人体は、足末端の作り込みが足りません。
膝から下を再度作り込みました。
前からみると、作り込みの足りなさがよくわかります。
脚の指一本々々を作り込みました
手も同様です。マネキンみたいです。
指のそれぞれの腱や骨格などを意識して作り込みました
デジタル彫刻からメタバース、
リギングを考える
とりあえず静止画は問題なく制作することが可能に。
あとはアニメーションというかリギングです。(人体を動くようにボーンを入れたりすることをリギングといいます)
通常、何も補正しないで関節を回転などするとメチャクチャ形状が歪みます。
それを補正するため各ソフトによっていろいろな機能があるのですが、lightwaveの場合はジョイントモーフというものがあります。
これを使えば歪みなく自然な筋肉の流れを表現し、人体を自由自在に動かすことも可能です。15年前であれば・・・。
ただ、現在はリギングの統一規格が進んでおり、Adobeの場合、アニメーションやキャラクターを自由にDLできるサービスサイトもあります。
こういうの見ると、LWなどの独自のリギングを構築するよりAdobeの推奨システムを使った方が将来性を感じますね。そもそもLWはGLBファイルを書き出せないのですでに時代遅れです。無料のブレンダーですら書き出せますからね。
どうせなら自在にアニメーションファイルをインポートできるリギングシステムを採用する方が将来性もありますので。
現状は仕事はLWを使用していますが、将来を視野にいれるとCinema4Dか、メタバースなどを視野に入れたAdobeの新しい3Dソフトなどに移行する予定です。

このコーナーで紹介しているプログラムやビジュアルなど実装をご希望であれば賜ります。
お問い合わせはこちら